メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2019年のF1世界選手権で健全なポイントをリードしているにも関わらず、今のメルセデスはフェラーリに対して挑戦者だと考えていると語る。夏休み以降、フェラーリはパフォーマンスを3連勝、4戦連続ポールポジションと劇的に向上させている。トト・ヴォルフは、2021年に新レギュレーションが導入されるまでメルセデスがF1を支配するとの見方を却下。今後はメルセデスがライバルに対してキャッチアップする番だと語る。
「それが重要なことだと思う。どんなスポーツにおいても、成功を成し遂げたチームがすべての試合やレースに勝っているわけではない。立ち上がって、自分自身を持ち上げ、士気を高く保つ必要がある。プレッシャーのかかる状況であり、それがまさに我々自身が置かれている状況だ」とトト・ヴォルフはコメント。「我々はそれをポジティブに捉えようとしているし、挑戦だと考えている。今の我々はチャレンジーであり、キャッチアップする必要がある」「最近のレースでは、我々はもはや最速のパッケージではなくなっている。我々は非常に優れたシャシーパフォーマンスを発揮しているが、全体的なパワードラッグとパワーはフェラーリに対して不足しているし、そこが我々がコントロールし、懸命に仕事をしていく必要のある部分だ」「実際には楽しいチャレンジだ。現時点で自分たちを再調整するのは常に困難だ。レースに勝つと期待して挑み、突然勝てなくなるのだからね。自分たちの期待を管理するのはかなり難しい」「だが、我々はそこに到達していると思うし、楽しい状況だ。まるで2013年のようだ違いはまだ我々はチャンピオンシップをリードしていることだ」