メルセデスは、今週末のF1ドイツGPに冷却問題に対策を施した新シャシーを投入すると報じられている。F1オーストリアGPで開幕からの8連勝が途絶えることになったメルセデスは、その敗因として、予想以上の高い気温によって冷却に問題を抱え、エンジンの出力を抑えざるを得なかったことを上げている。
今週末にホッケンハイムで開催されるF1ドイツGPもオーストリアと同様にかなり暑いなかで開催されると予想されている。メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは「天気予報によると気温が高くなることが予想されている。同じような気候となったオーストリアは非常に厳しいかっただけに、用心する必要がある」と語っている。だが、メルセデスは、2019年F1マシン『W10』が冷却に問題を抱えていることはすでに認識しており、オーストリアGP前からその対策に取り組んでいたことも明らかとなっている。メルセデスのF1ドライバーを務めるバルテリ・ボッタスは、ホッケンハイムではオーバーヒート対策が施されたマシンが投入されることを示唆した。「次に迎える暑いレースには冷却効率を高めるための改良パーツが投入されると聞いている」とバルテリ・ボッタスは語った。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、メルセデスがホッケンハイムに新シャシーを投入することを耳にしていると語る。「彼らが苦しむのは暑いときだけだし、我々としてはホッケンハイムもそうなることを期待している」とヘルムート・マルコ Auto Bild にコメント。「だが、私はメルセデスが新しい冷却システムを備えた新シャシーを持ち込むと耳にしている」報道によると、メルセデスの新シャシーはすでにFIAのクラッシュテストに合格しているとされている。関連:2019年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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