メルセデスは、F1オーストラリアGPでルイス・ハミルトンのフロアが破損していたのは、デブリの衝突ではなく、縁石による衝撃が原因だったと考えてる。先週末のF1オーストラリアGPで、ルイス・ハルトンのペースはフロア後部のダメージに妨げられた。結果としてダウンフォースを失っただけでなく、マシンバランスにも影響を与えることになった。
メルセデスは、ルイス・ハミルトンの破損したフロアにクローズアップした新たな画像を公開。チーフストラテジストのジェームス・ボウルズは、パーツを失った影響を考えれば、マシンを管理するために“素晴らしい仕事”をしていたと述べた。ルイス・ハミルトンは、4周目にコース上のデブリが接触したことでフロアにダメージを負ったと考えているが、チームは実際には縁石の衝撃が問題を引き起こしたと考えている。ジェームス・ボウルズは「レース後のルイスのクルマの調査で、我々はタイヤシーズエリアと呼んでいる部分にいくつかのダメージを発見した」とメルセデスはレース後の分析ビデオで語った。「このフロアの画像を見てもらえれば、フロア領域のリアタイアの直前になるカーボンが壊れているのがわかると思う」「このエリアは空力にかなり敏感だ。ダウンフォースだけでなく、クルマのバランスにも影響を与える。我々はレース中に縁石を越えた際にダメージを負ったと考えている」また、ジェームス・ボウルズは、ルイス・ハミルトンが、アンダーカットを狙ったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対応するためにピットインし、ミディアムタイヤでロングスティントを走ったことで状況は悪化したと説明する。「ルイスはベッテルのアンダーカットの脅威に対応した後、すでにミディアムタイヤで非常に長いスティントを走っていたので、すでにタイヤをかなり大幅に管理しなければならかったそれがレース中の彼の進歩を妨げたし、実際にそれをケアしなければならなかった」とジェームス・ボウルズはコメント。「だが、さらにフロアが損傷したことは助けにならなかった。結果としてリアは通常よりもさらに不安定になっていた。彼はレースの最後までそのクルマで走る切るために素晴らしい仕事をした」ルイス・ハミルトンは、フロアにダメージを負ったことで、バルテリ・ボッタスと勝利を争うチャンスを失ったが、それでもバルテリ・ボッタスは完璧なパフォーマンスを発揮してたとジェームス・ボウルズは語る。「バルテリは週末ずっと素晴らしいかった」「彼が予選でポールポジションを争ったのは皆さんも見ていたと思う。ルイスが最後に素晴らしいラップを走ったことで実際には彼が前に出たがね」「改めてレースでのバルテリのスタートは完璧だった。彼はレースのリードを奪うことができたし、1周毎に後続に対しての小さなマージンを拡大していった」