メルセデスのエンジニアリングディレクターを務めるアルド・コスタは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンはまだルイス・ハミルトンのレベルには達してないと語る。マックス・フェルスタッペンは、2015年のF1デビュー以来、優れたドライビングスキルでF1界に感銘を与え、これまで5勝を挙げている。
しかし、頭に血が上ると無謀な運転をすることもあり、同士討ちを含めた接触、最近ではF1ブラジルGPでのエステバン・オコンとの接触やその後の行為などが話題になっている。遅かれ早かれF1ワールドチャンピオンを獲得することになると考えられているマックス・フェルスタッペンだが、メルセデスのエンジニアリングディレクターを務めるアルド・コスタは、フェルスタッペンには重要な局面での一貫性が不足しており、さらに経験を積む必要があると考えている。「彼には才能があるし、彼は速い。だが、まだ一貫性を高める必要がある。そこはルイスの勝利の武器でもある」とアルド・コスタは Gazzetta dello Sport にコメント。今シーズン、自身5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、シルバーストンからアブダビの間にわずか37ポイントを落としただけであり、ハミルトン自身も以前には到達できなかったパフォーマンスレベルだと語っている。「彼自身、F1でベストシーズンだったと語っているが、我々はシーズン後半にレース毎に効果的な開発などをもたらすことができた」とアルド・コスタは語る。「完璧な一年ではなかったのは確かだ。我々はタイヤの理解に苦しんだし、そこはレッドブルの方が我々よりも優れたい。信頼性は優れてはいたが、例外的というほどではなかった」2019年には空力レギュレーションが変更になるが、メルセデスは2014年から築き上げたきた地位を維持できることを期待している。「当然、フェラーリは我々と戦うことになるだろうし、レッドブルが新しいホンダエンジンについて語っていることを考慮すれば、彼らも絡んでくるだろう。だが、ルノー、ザウバー、ハースもいる」「新しいルールはバランスを少し変えるかもしれない。有利に働くチームもあれば、害されるチームもあるだろう」「我々はまたタイトルを制覇するためにベストを尽くしていく。ドライバーズタイトル連覇という点ではフェラーリと同レベルだったが、コンストラクターズではこれから彼らのレベルに到達しなければならない」
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