FIA(国際自動車連盟)は、論争となっていたメルセデスのホイールリム設計に関する問題は解決済みであると述べた。今年初め、メルセデスは新たなホイールリムのデザインとアッセンブリーを導入。リアライヤの温度を維持するべく、リアホイールには穴と溝が設けられた。
しかし、ライバルチームのフェラーリによる抗議への件年から、メルセデスは先月の日本GP後にホイールリムを撤去することを決定。FIAにコンセプトの合法性を明確にするよう求めていた。その後、FIAは、メルセデスの設計は合法だと宣言したが、過去3戦でメルセデスは以前として新型ホイールリムを装着することを控えており、最終戦でも使用されずシーズンは終わると考えられている。FIAのF1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、論争は沈静化されたと考えていると語った。「問題は解決したと思っている」とチャーリー・ホワイティングはF1ブラジルGPの週末にコメント。「彼らがスチュワードにメキシコで行ったのと同じことを求めてきたら、私の答えを話していたが、彼らはそうしなかった」「彼らがメキシコでスチュワードにそれを持っていくことを許された理由は、スポーティングコードに則って問題を解決するよう求めていたからだ」「彼らが同じ質問を戻してきていたら、スチュワードが解決だと判断する可能性は低かっただろう。前回は問題は解決しなかった。実際にそうだった」「それが我々が与えた技術的な見解だ。我々は同じようなケースでもその意見を使い続ける。シーズンがひと段落したら、我々はそれについて何かを試みることになるだろう」メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、特別なホイールリムを使用しなかったことが、最近のチームの苦戦に繋がっているとの見方を否定している。「我々がこれらのスペースがパフォーマンスに関して根本的な責任を負わないと判断しているときは、数週間以内に判決を出す可能性のある裁判所に抗議することは望まない」「過去3レースで抱えた問題がこれらのスペースに関連していない評価していることを保証しよう。より全体のコンセプトによるものだ」「他の多くのクルマを見ればわかると思う。セバスチャンはタイヤに苦しんでいたし、キミの方が少し良かったものの、大きく良かったわけではない」「レッドブルはレースで唯一強そうに見えたチームだが、彼らは予選では強くない。彼らが行った妥協かもしれない」