メルセデスは、F1オーストラリアGPの決勝に先立ち、バルテリ・ボッタスのマシンにギアボックス交換に加え、2つのパワーユニットコンポーネントの交換を実施することを決定した。バルテリ・ボッタスは、F1オーストラリアGPの予選Q3での最初のアタックラップ中にターン1で芝生に乗ってコントロールを失い、バリアに激しくクラッシュした。
メルセデスは土曜日の夜にバルテリ・ボッタスのマシンのギアボックスを交換して5グリッド降格を受けることを明らかにしていたが、それに加えて新しいコントロールエレクトロニクスとエネルギーストアを投入することを決定した。F1の技術責任者を務めるジョー・バウアーは、両方のパーツはシーズンの配分の範囲内であり、さらなるグリッドペナルティが科せられないことを確認している。1基目のコントロールエレクトロニクスとエネルギーストアが壊れたかどうかという質問に対し、メルセデスの広報担当はあくまで“予防的な変更”だとし、「実際にダメージを受けていないかを確認するために英国でチェックを実施したかった」と説明している。「チェックによって問題がないことが確認できれば、再び使用することになります」バルテリ・ボッタスは、F1オーストラリアGPの決勝レースを15番グリッドからスタートする。2018年のF1レギュレーションでは、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基までとなる。関連:F1オーストラリアGP:暫定スターティンググリッド