メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、すでにメルセデスが2019年にバルテリ・ボッタスに代えてエステバン・オコンを起用することを考えているとの報道を否定した。今年、メルセデスに加入したバルテリ・ボッタスは、堅実なスタートを切って、2018年の新契約を確保したが、シーズン中盤にはスランプに陥り、ドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルに及ばなかった。
バルテリ・ボッタスのパフォーマンスは、2019年にメルセデスが育成ドライバーのエステパン・オコンの起用を検討しているとの噂を引き起こした。エルテバン・オコンは、F1デビュー以来27戦で完走を続け、今シーズは20戦中18戦でポイントを獲得する活躍をみせ、評価を高めている。しかし、トト・ヴォルフはその噂を否定している。「エステバンは我々のドライバーのひとりであり、それによって注目されてはいるが、チームとその力のすべてはバルテリを支えている」とトト・ヴォルフは Turun Sanomat にコメント。「我々が他のドライバーについて考えるようなことがあれば、それはバルテリにとって感情的に100%とはいかないだろう」「取締役からチームメンバーまで、全員がバルテリが成功することを願っていると保証していい」「ルイスとともに彼は我々のドライバーであり、我々は他のドライバーのことは考えていない」トト・ヴォルフは、2016年にワールドチャンピオン獲得後に電撃引退したニコ・ロズベルグの後任として、メルセデスに素早く適応したと評価する。「バルテリはルイスに負けた週末に何を逃していたのかを理解しなければならなかった。その一方でソチのようにチームメイトを倒した週末には自分の強みを理解していた」「バルテリにはすべてが備わっている。とにかく彼はパッケージ全体をまとめなければならない」
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