メルセデスは、F1バーレーンGPの金曜フリー走行後にTウィングを強化。「バットで叩いても外れない」とモータースポーツ責任者のトト・ヴォルフは自信をみせた。F1バーレーンGPのフリー走行2回目、バルテリ・ボッタスのメルセデスからTウィングが脱落し、それを踏んだマックス・フェルスタッペンのレッドブルのフロアにダメージを与えるという事故があった。
前戦F1中国GPでもバルテリ・ボッタスのマシンからTウィングが脱落していた。FIAは土曜日のフリー走行3回目まで再び外れないように強化するか、デバイスを取り外すよう指示した。フリー走行3回目と予選では、メルセデスの2台にTウィングは装着されており、バルテリ・ボッタスがチームメイトのルイス・ハミルトンに0.023秒差で自身初となるポールポジションを獲得している。「問題は解決した。強化された」とトト・ヴォルフは予選後にリポーターにコメント。「もう野球のバットでも外すことはできないだろう。問題ないはずだ」レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、金曜日の事故を受け、Tウィングを禁止するよう訴えている。クリスチャン・ホーナーの発言についてどう思うかと質問されたトト・ヴォルフは「それは明らかにクリスチャンのニーズだ」とコメント。「他のクルマから機能しているパーツを取り去ろうとするものだ。完全にそれは理解できる。加えて、彼らのフロアを駄目にしたんだからね」FIAは、Tウィングとシャークフィンの両方を2018年に禁止にすることを示唆している。関連:レッドブル、脱落事故を受けてTウィングの禁止を訴える
全文を読む