メルセデスは、F1オーストラリアGPにむけて論争となっていたサスペンションシステムを“自発的”にマシンから取り外した。フェラーリがアクティブサスペンションを模倣したテクノロジーを告発したことを受け、FIAはメルセデスとフェラーリのサスペンションに違法との判断を下したと報じられていた。
しかし、Auto Motor und Sport によると、メルセデスのシステムは技術的には合法なものだったが、チームは開幕戦でのリスクを避けるために自発的に取り外したと報じた。メルセデスの決定は“メルボルンではシステムにアドバンテージはない”からだと同紙は伝えている。だが、そのサスペンションテクノロジーは非常に複雑で、レギュレーションの境界を攻めているため、レース後にスチュワードから違法と宣言される可能性もあったという。FIAの情報筋は「わずかでも疑いがあれば、我々はスチュワードにそのような疑いを通知しなければならない。彼らはどのような決定をすると思う?」と述べた。【F1】 メルセデスとレッドブル、サスペンションが違法と判断