メルセデスのエグゼクティブディレクターを務めるパディ・ロウは、ニコ・ロズベルグがF1から引退するこことを遅いタイミングで決断したことによって、メルセデスは後退するかもしれないと認める。ニコ・ロズベルグは、2010年にメルセデスがワークスチームとしてF1に復帰して以降、ドライバーを務めてきた。
パディ・ロウは、ニコ・ロズベルグの離脱はメルセデスにとって重大な変化であり、後任を評価してはいるものの、冬の作業に影響を及ぼすことは避けられないと述べた。「エンジニアリングの観点から言えば、ニコを失うことは、クルマの秘密の場所を失うようなものだ。どのようにそれを埋め合わせれるいうんだい?」とパディ・ロウは Autosport にコメント。「我々はそのために今後数週間で多くの仕事を入れているし、可能ななかで最高の決定をしていかなければならない」「我々はチャンピオンシップでポイントを獲得する組織として存在しているので、技術面とエンジニアリンクの観点でもそれは難しい。切り抜けるには非常にタフなプロセスだ。我々には非常に手強い競争相手がいる」「現段階でニコのようなチーム内の非常に重要な構成要素を失うことは、少し妨げとなるだろう。我々がこの3年間で達成した記録を破るには素晴らしいクルマが必要だし、クルマを生産するには素晴らしいチームが必要だ」「だが、非常に低いエラー率でそれらのポイントを獲得するためには素晴らしいドライバーが必要だ」