メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダによると、ルイス・ハミルトンはF1アブダブGPで命令を無視したことへの処分を免れたようだ。ニコ・ロズベルグが、F1ワールドチャンピオン獲得から5日後にF1引退を電撃発表したことで、メルセデス内は劇的に変化した。ルイス・ハミルトンは、F1アブダビGPのレース終盤にパディ・ロウ直々の最重要命令を2度にわたって無視。
ニコ・ロズベルグを抑え込み、追い上げてきた後続勢のセバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンにプレッシャーをかけさせた。メルセデスは、このルイス・ハミルトンの行為を問題視し、来シーズンの出場停止、もしくは解雇という処分を科すと報じられていた。チーム代表のトト・ヴォルフは、勝利を目指すというルイス・ハミルトンの考えは理解できるとしつつも、チームの秩序を乱したことを大目に見ることはできないと述べていたいが、ニコ・ロズベルグが引退したことで、そのジレンマは緊急の懸念ではなくなった。ニキ・ラウダは「ルイスには何も言う必要はない。我々はアブダビでの彼のレースのやり方をまったく問題にしていない。その件については線を引いた」メルセデス、ルイス・ハミルトンを解雇?