メルセデスは、F1メキシコGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが優勝、ニコ・ロズベルグが2位だった。ルイス・ハミルトン (優勝)「今週末は本当に良いペースがあった。クルマにはスタートからフィニッシュまで本当に力強さを感じていた。昨年とは大違いだ。良いスタートを決めたけど、ターン1までがとても長いので、みんなが僕のトウを使っていた。右フロントのブレーキディスクがフォーメーションラップで冷えてしまい、温度を戻せなかった」
「大丈夫だろうと思っていたけど、ブレーキを踏んだ時に温度が上がったことでロックアップして、芝に飛び出してしまった。幸運にも走り抜けて、コースの違う部分に戻ることができた。でも、大きなフラットスポットができてしまったし、本当に大きかったんだ。振動が激しくてストレートの先はほとんど見えなかったし、サスペンションが最後まで持つか本当にわからなかったくらいだ。でも、もう一度フラットスポットを作ることもなく、タイヤを壊さず、早めのピットストップをしなくて済んだのは本当にラッキーだった。幸運にもタイヤをコントロールできたし、かなり序盤からクルーズしていた。これで僕が51勝を挙げたと思うとちょっとクレイジーだ。こういう結果がシーズン終盤に出るのは残念だし、遅すぎたかもしれない。振り返って言えば、もしマレーシアのことがなかったら、今は違ったポジションにいただろう。でも、これがモーターレーシングだ。僕にできるのは、ベストを尽くして、ここ2週間に起きたことのように流れが運ぶよう願うことだ。歴史を見れば、遅過ぎるということはない。だから、プッシュし続けて、今週のような週末を再現できるように全力を尽くていく。ここでは勝ったことがなかったので、この素晴らしい観客の前で勝ててとても良い気分だ。今、僕の狙いは完全にブラジルに定まっている。ブラジルでもまだ勝ったことがないけど、来週も今日のようなパフォーマンスを持ち込めれば、良いポジションにつけるだろう。最終的に、最後の数戦でベストを尽くせたと感じれば、シーズン終わりにハッピーになれるはずだ」 ニコ・ロズベルグ (2位)「メキシコのファンは本当にすごかった。レース前のドライバーズパレードのときにスタジアムですでに鳥肌が立った。でも、その後に表彰台で人々が僕の名前を呼んでくれた時が、今週末で一番感動した瞬間だった。このイベントを実現してくれた全ての人々、今日トラックに来てくれたメキシコのファンに感謝したい。チェコ・ペレス(セルジオ・ペレス)とエステバン・グティエレスは、母国のファンを本当に誇りにしてもいいね。今日はタフなレースだった。スタートの走りだしは良かったし、ルイスが大きくロックアップして芝に飛び出したのを見た時、リードを奪えると思った。そしたら突然、フェルスタッペンもロックアップして僕に激しくぶつかってきて、コースの外に押し出されしまった。幸運にも僕のマシンにダメージはなかったし、ポジションを失うこともなかった。ルイスは今日ちょっと速かったし、僕の目標には届かなかった。またここで勝つことができなかった。それでも、全体的に2位はそれほど悪くない。長い2週間を終えて、家に帰るのを楽しみにしている。家族とちょっとリラックスして、もっと強くなってブラジルに戻る準備をするつもりだ。ブラジルは勝ちに行く。インテルラゴスのコースは僕たちのクルマにもっと合っていると思うし、ブラジルに行って何ができるか楽しみにしている」関連:F1メキシコGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン
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