メルセデスは、ニコ・ロズベルグの順位を2位から3位に変えることになるスチュワードの裁定に対して控訴する意向を示している。 46周目の終わりにギアが7速にスタックするというトラブルが発生したニコ・ロズベルグに、メルセデスのピットウォールはステアリングホイールの設定変更を指示し、さらには残りのレースで“7速の使用を避ける”よう伝えた。
スチュワードは、これがピットウォールからドライバーへのコーチングを禁止する新レギュレーションの違反にあたるとスチュワードは判断。ニコ・ロズベルグに10秒のタイム加算ペナルティを科した。メルセデスが正式に控訴すれば、さらに結果が変わる可能性もある。裁定から1時間以内に控訴の意向を明らかにしたことで、メルセデスは96時間の猶予を与えられ、その間に彼らのナショナル・スポーツ・オーソリティーであるドイツ・モーター・スポーツ連盟を通じて控訴を続行するか決めることになる。控訴が続行すれば、FIAの法廷事務局長の承認を経て、ヒアリングの日程が発表されることになる。 ニコ・ロズベルグは今年から実施された無線規制の最初の違反者であり、こうしたスチュワードの判断も初めてのものとなる。関連:ニコ・ロズベルグ、10秒加算ペナルティで3位に降格 / F1イギリスGP
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