メルセデスは、2016年の開発アイデアの評価を継続しており、F1ブラジルGPでSダクトをテストする。木曜日の準備日にメルセデスのノーズ部分に微調整が発見された。だが、テストプランや週末全体でそのコンセプトが搭載されるかどうかはまだ不明となっている。だが、そのボディワークは、2016年に高くなるマシンのノーズセクションの空力的なインパクトを評価するためだけのもであるる可能性もあるという。
写真では、ノーズセクションのセンター部分が高くなっている。Sダクトは、空気の流れを改善させるためにマシン下部からノーズ上部へと空気を向けるるものであり、理論的に空気をより速く流し、ダウンフォースを増加させる。Sダクトのアイデアは、2008年にフェラーリが導入し、2012年にザウバーが新しいハイノーズで復活させた。その後、レッドブル、トロ・ロッソ、フォース・インディア、マクラーレンといったチームがコピーしている。メルセデスは、新しいボディワークを隠しており、木曜日にはシルバーのテープでベント部分を覆っていた。Sダクトの導入は、ダブルタイトルを獲得したメルセデスが、まだいかに激しく開発をプッシュしているかの現われでもある。2016年にはライバルのフェラーリがより手強い競争相手になると考えられており、メルセデスはこの冬に十分なゲインを作り出す必要がある。メルセデスのニキ・ラウダは「2016年に勢力図は変わるだろう。F1では長期間にわたって技術面の優勢を維持することはできない」とコメント。「他が追いついてくることはわかっている。レギュレーションのパフォーマンスの限界にいる際、大きな進歩を果たすのは難しいし、それは我々の後ろにいるチームの方が容易だ」
全文を読む