メルセデスは、F1シンガポールGP予選でのパフォーマンス不足の理由を見つけられていないようだ。ここまでメルセデスは23戦連続でポールポジションを獲得してきたが、F1シンガポールGPの予選では、ルイス・ハミルトンは5番手、ニコ・ロズベルグは6番手に沈んだ。ポールポジションは、セバスチャン・ベッテルが獲得。フェラーリにとっては2012年のF1ドイツGP以来となる61戦ぶりのポールポジションとなった。
ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルから1.4秒差をつけられた。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、レッドブル勢にも先行を許している。突然のペース不足を説明するよう求められたメルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは「FP1でクルマを地面に置いた瞬間から苦しんでいたように思うし、週末にわたって後退していった」とコメント。「多くの要因が影響している。我々はまだパフォーマンスを失っている主要な原因を特定していない」「空力的にはまだ非常に優れたクルマであり、クルマのパフォーマンスが落ちていることは説明がつかない」「おそらく、タイヤから引き出すことができるメカニカルグリップとタイヤのスウィートスポットに入れることができないことの組み合わせだろう」「そうするためには、車高、キャンバー、トルク、圧力、温度といった全てのマトリクスを正す必要がある」「かなりの影響がある。これは我々にとって新しいものだ」「その上、フェラーリのパフォーマンスは非常に印象的だった」「彼らは一発において物凄い仕事をしたようだ。レッドブルもペースを見つけている」トト・ヴォルフは、サーキットもメルセデス向きではないことを示唆。特に去年はライバルのマージンは“最小”だったし、“他よりも我々にとって難しいトラック”だと表現した。ルイス・ハミルトンは「実際、問題はセットアップではない。タイヤいくつかの理由があるようだ。いかなる理由であれ、僕たちのクルマで機能していない」とコメント。「僕たちはクルマのパフォーマンスを失ってはいないし、ドライバーもパフォーマンスを失っていないので、なぜこうなっているのかわからない」「前にいるドライバーは週末を通して速くなっているので、明日もそうなると仮定しなければならない」ニコ・ロズベルグは「こうなるとは思っていないかった。今のところ、理解できていない」とコメント。「ちょっとした緊急事態だと理解し、午前中に多くのことを試したけど、進歩することはできなかった。僕たちはグリップが不足していた」「今は勝利を争うのは非常に難しそうだ」関連:F1シンガポールGP 予選:セバスチャン・ベッテルが今季初ポール!
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