メルセデスは、2015年F1マシン『W06』が、昨年マシンに比べて目に見えない部分で革新的に進化していると明かした。メルセデス W06のデザインは、タイトル獲得マシン『W05』の正常進化版のように見えるが、メルセデスのエンジニアリングディレクターを務めるアルド・コスタは、ボディワークの下は、見た目よりもかなり異なっていると述べた。
「今年のクルマは、見た目では進化版だ」とアルド・コスタは Gazzetta dello Sport にコメント。「実際には、外側からは見えない部分の多くのコンポーネントが非常に異なっている」「ヘレスでの初テストの結果は、あらゆる面でポジティブだった」「2014年と比較した改善点はそこだ。パフォーマンスを確かめるのではなく、むしろ信頼性とクルマの挙動を確認するためにスペインに行ったが、我々が予想していたものと一致している」だが、2014年に信頼性問題が発生したため、メルセデスは用心深いままだとアルド・コスタは語る。「我々はまだそれに取り組んでいる。いくつか問題が発生したので、100%満足はしていない」「なので、信頼性は改善が必要な開かれた章だと言いたい」メルセデスは、バルセロナでの2回目のテストでメカニカル面のアップデートを投入し、最終テストで空力アップグレードの投入を予定している。「我々は昨シーズンと比較しても群を抜いて高い目標を設定している」「しかし、現在の不確実性のなかではあらゆるシナリオが可能だ」「2014年と同様に競争的なクルマが全て1.5秒以内に入るかもしれない」
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