2014年のF1開幕戦を控え、F1パドックではメルセデスが圧倒的な優勝候補に挙げられている。メルセデスのパワーユニットを搭載するフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは「メルセデスとウィリアムズはとても強そうだね」と Auto Motor und Sport にコメント。「彼らは際立っている。マクラーレンも速いね」
「現時点では、メルセデスチームがちょっと前にいる」メルセデスのカスタマーチームであるマクラーレン、ウィリアムズ、フォース・インディアは、V6ターボエンジンのF1新時代で明らかに大当たりしているようにみえる。「現時点ではその通りだね」とニコ・ヒュルケンベルグも認める。「でも、僕たち全員、F1シーズンがいかに長いかを知っている。様子をみてみよう」「バーレーンの最終日ではフェラーリが力強いラップタイムを叩き出していたし、レッドブルの(ダニエル)リカルドも1分35秒台を出していた」「レッドブルは遅かれ早かれ問題を解決してくると思っている」昨年11位でシーズンを終えたウィリアムズだが、メルセデスエンジンに変更した今年はダークホースとして優勝候補に浮上している。レッドブルのヘルムート・マルコは「メルセデスほどの速さはないが、ウィリアムズはテストで問題もなく、常に速かった」とコメント。メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、メルセデスが同社のカスタマーチームによって苦しめられる可能性があると述べた。「ウィリアムズがメルセデスを倒すこともあり得る」とニキ・ラウダはコメント。「我々のカスタマーは、我々にとって非常に重要だ。彼らが我々を倒すことがあれば、良いモチベーションになるし、非常に建設的な競争でもある」控えめな冬を過ごしたフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、メルボルンの結果を予想するのは早過ぎると述べた。「何台が開幕戦を完走できるか見てみようではないか」と La Gazzetta dello Sport はジュネーブモーターショーで述べた。実際、フェラーリは冬の間は信頼性に注力していており、実際のレースではまだ若干のパフォーマンスを残りしていると噂されている。メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「我々は慎重だ」と APA通信 にコメント。「クルマのポテンシャルを完全に明かしていないチームもいる」「レッドブルとフェラーリが非常に強い競争相手であることは疑いのないことだ」「フォース・インディアとウィリアムズにも十分にレースで勝てる速さがある」「面白くなりそうだね!」