2014年のタイトル候補に挙げられているメルセデスだが、モータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、レッドブルが危機を乗り越えて巻き返してくるだろうと考えている。タイトル防衛を狙うレッドブルとエンジンパートナーのルノーは、ヘレスの初テストでRB10を走らせることにさえ苦戦した。その一方で、メルセデスは、ヘレスでは他のどのチームもできなかったフルレースシミュレーションを新車W05でやり遂げている。
それでもトト・ヴォルフは慎重な姿勢を崩さない。「新しいパワーユニットのデビューは期待以上だった」とトト・ヴォルフは La Gazzetta dello Sport に語った。「だが、我々は気を緩めてはいない」「統合化された我々のアプローチは、システムのオペレーションや信頼性の面でプラスになっている。また4チームに供給していることも情報収集に役立っている」「だが、パフォーマンスを評価できるのはメルボルンに行ってからだ」ワークスチームであるメルセデスとフェラーリは、シャシーとエンジンの両方を製造しており、F1の新V6時代において明らかなアドバンテージがあるといわれている。「この段階ではそうだと思うが、長期的には違うと思っている」「4日間走れなかったレッドブルとルノーは大きなハンディキャップを負った。だが、まだ勢力図がひっくり返ると語るには早過ぎる」「自動車メーカーが問題を抱えるのはF1にとって良いことではない。だが彼らはきっと強くなって戻ってくるだろう」「できれば、今度はもう少し手加減してもらいたいけれどね!」トト・ヴォルフは「まず、彼らにはずば抜けたドライバーがいる」とセバスチャン・ベッテルに言及。「2つ目に彼らは人材を非常にうまく活用している。3つ目に彼らには親会社のリソースがある」「だから、レッドブルが再びベンチマークにならないという根拠はない」しかし、ドライバー面ではメルセデスも負けていないとトト・ヴォルフは主張。フェラーリのフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンのチャンピオンコンビにも負けないと考えている。「うちのペアの方がいいね!」とトト・ヴォルフはコメント。「向こうの2人(アロンソとライコネン)は強いが、私は誰であろうとハミルトンとロズベルグをトレードする気はない」最後に、トト・ヴォルフは、物議を醸しているV6エンジンのサウンドと“醜い”ノーズについての考えを語った。「ストレートでのエンジンは素晴らしいサウンドを奏でるはずだ。ターボの音まで聞こえる」とトト・ヴォルフは La Gazzetta dello Sport に述べた。「私は気に行っている。批判する人たちも慣れるだろう。モダンで素晴らしいサウンドだ」ノーズに関しては、メルセデスのソリューションはまだ魅力的な部類といえる。「正直、どれも好みだとは言えない。我々はややクラシカルなアプローチだけどね」「でも、だからといって我々が風洞でいろいろバリエーションを考えていなかったわけではない」
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