メルセデスは、“安全性”を盾に若手ドライバーテスト参加をプッシュしている。メルセデスは、“テストゲート”騒動の裁定としてFIAからシルバーストンで開催される若手ドライバーテスト参加を禁じられた。当初はテストへの参加禁止を受け入れていたメルセデスだが、その時点ではこのテストに起用できるのは経験の浅い若手ドライバーだけだった。
しかし、F1イギリスGPでのタイヤバースト問題を受け、FIAは今回のテストに若手のみではなくレースドライバーも参加可能とした。レースドライバーらは、今回のテストでF1ハンガリーGPから導入される2012年と2013年の仕様を融合した新タイヤをテストし、実際のマシン開発に取り組むことができる。メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「我々がペナルティを受けたことについては何の不満もない。若手ドライバーテストに参加できないことを我々は受け入れている」と Deutschlandfunk にコメント。「だが、今は今回のテストがどのようなフォーマットで行われるのかわからない。もし、これが安全性に関連するタイヤテストであるならば、メルセデスを含むすべてのチームに、そのタイヤがマシンに装着されるのかどうか、何らかの安全性のリスクがあるかどうかを判断する機会が与えられるべきだと思う」F1イギリスGPでの出来事について、トト・ヴォォルフは、F1は“きわめてドラマチックでありながらも、安全性のリスクがあるイベント”であるとし、「軽視できる問題ではない」と述べた。関連:・FIA、若手ドライバーテストへのレースドライバーの参加を許可 - 2013年7月2日・テストゲート:メルセデスに戒告と若手ドライバーテストへの参加禁止 - 2013年6月21日
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