メルセデスは、F1マレーシアGPでの騒動を受けて、レッドブルと同様にチームオーダーを撤廃した。F1マレーシアGPでは、セバスチャン・ベッテルがチームオーダーを無視して両ドライバーの関係は崩壊。その後ろでは、ニコ・ロズベルグがルイス・ハミルトンの後ろで不満を抱えながらも順位を維持した。ロス・ブラウンの判断に対して、トト・ヴォルフとニキ・ラウダを筆頭とするドイツ語圏派閥が不満を述べたため、チーム内で話し合いが持たれたという。
ニコ・ロズベルグは、その場でどのような決定が下されたかには言及していないが「そうだね、確かに話し合った。今後については全てが解決している」と述べた。ニキ・ラウダは「しっかりと話し合い、すぐに合意した。ドライバーは自分たちのレースに専念し、お互いに競い合うことができる」と Osterreich にコメント。レッドブルもチームオーダーを廃止。ヘルムート・マルコは、“マルチ21”騒動がチームオーナーのディートリッヒ・マテシッツ“大いに怒らせた”と述べ、「今後、我々がチームオーダーを出すことは一切ない」と断言した。 チーム代表のクリスチャン・ホーナーも「ディートリッヒと議論し、レッドブルはチームオーダーを嫌うことで同意した。したがって、我々はレース終盤でもチームオーダーを強制しない」と BBC に認めた。「ただし、ドライバーにはチームが与える情報に基づいて行動することを期待している」 チームオーダー廃止によって状況が楽になるか、それとも厄介になるのかと質問されたマーク・ウェバーは「おそらく、楽になるだろうね」と話した。
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