メルセデス・ベンツの親会社ダイムラーと財政面のパートナーを務めるアーバーインベストメントは、メルセデスGPの残りの株式を買収。チームの完全な所有者となった。メルセデス・ベンツがブラウンGPを買収して以来、ダイムラーとアーバーがロス・ブラウンとニック・フライを含めたチーム経営陣が所有する残りの24.9%の株式を買収することは広く予想されてきた。
今回の買収により、メルセデスGPの株式所有構造は、ダイムラーが60%、アーバーが残りの40%を所有することになった。ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、メルセデスGPの完全買収が彼の会社のF1に留まるという意向を表明すると述べた。「シルバーアロー・チームの過半数株式を買収したことは、我々が世界のモータースポーツで最大かつ最も重要なステージで技術的にもスポーツ面でも成功を収めたいという明確な合図だ。そして、そうするのは費用対効果がよい状況にあるからだ」2008年にホンダがF1から撤退した際にチームを救ったロス・ブラウンは「ダイムラーとアーバーによるメルセデスGPの残りの24.9%の株主の獲得は、我々のチームの将来の統合と強化においてさらなるステップとなるだろう」「モーターレーシング、特にF1は非常に専門的な産業であり、我々の共通の野心を支えてくれるダイムラーとアンバーのような強力で理解のあるパートナーがいることは名誉なことだ」「私は、経営人と従業員全員とともに長期にわたってチームに完全にコミットしたままだ。我々全員がチームを成功させるというチャレンジを楽しみにしており、メルセデス・ベンツとシルバー・アローのレースでの伝統を象徴することに誇りを持っている」
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