メルセデス・ベンツは、「CLAシューティングブレーク」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて18日より注文受付を開始。なお、発売は6月下旬を予定している。価格は360万円(税抜)から。CLAは、スポーティさとダイナミックさが際立つスタイリッシュなフォルムが最大の特長の4ドアクーペ。「CLAシューティングブレーク」は、そのスタイリッシュなフォルムに高い利便性を融合した、CLAの新たなモデルファミリーとなる。
“シューティングブレーク”という名称は、1960年代、イギリスの貴族が、クーペスタイルの乗用車に余暇を楽しむ道具を収納する広いラゲッジスペースを設定した車両を“シューティングブレーク”と呼んだことに由来している。「CLA シューティングブレーク」は、このコンセプトを踏襲し、スタイリッシュなクーペデザインと現代の多様なライフスタイルに対応する高い利便性を兼ね備えている。エクステリアは、ルーフラインとサイドの3本のキャラクターラインが生む流麗なスタイリングが最大の特長。ルーフラインをリアエンドまで緩やかな曲線を描くように伸ばすことによって、スタイリッシュなフォルムを維持しながらも、後席にステーションワゴン並みの十分な室内空間を与えた。また、後席のヘッドクリアランスは4ドアクーペのCLAより42mm拡大されている。そして、ラゲッジルームは、同セグメントのステーションワゴンと比べて、トップレベルの積載性を備えている。通常時で495リッター(VDA方式)を確保し、さらに後席バックレストを倒せば最大1,354リッター(VDA方式)まで拡大できる。ワンタッチ操作でテールゲートが自動開閉し、開口角度も調整できる「EASY-PACK自動開閉テールゲート」も備えている。大きく開くテールゲート、張り出しの少ないフラットな形状、後席バックレストを2:1の比率で前方に倒せる分割可倒機構により、乗員数や荷物の形、大きさに合わせた幅広い使い分けが可能。さらに、セグメントトップレベルの5.1mの最小回転半径と1,800mm以下の全幅(1,780mm)により取り回しにも優れ、道幅の狭い道路や駐車場でも安心して運転できる。また、後席の居住性とラゲッジスペースを確保しながらCd値0.26を実現し、燃費向上、風切り音の低減、高速安定性に貢献している。CLAシューティングブレークにも、メルセデス・ベンツの基本価値である「セーフティ&コンフォート」を体現する最新鋭の装備を搭載されている。自動緊急ブレーキで追突を回避または被害軽減を効果的にサポートする「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)」や、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメーターで検知して注意を促す「アテンションアシスト」を全車に標準装備している。さらに、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」やドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を設定し、高い安全性と快適性を実現している。全モデル標準装備の「パーキングアシストリアビューカメラ」に加えて、自動操舵機能により、シフト、ブレーキ、アクセルの操作だけで縦列駐車と並列駐車の両方をアシストする「アクティブパーキングアシスト」も設定し、安全に駐車するサポートも万全。ラインアップは、1.6リッター直列4気筒 Blue DIRECTターボエンジンを搭載した「CLA 180 Shooting Brake」、「CLA 180 Shooting Brake Sports」、2.0リッター直列4気筒 Blue DIRECT ターボエンジンを搭載した「CLA 250 Shooting Brake」に加えて、CLAとして初めてとなる、Mercedes-AMGが開発の初期段階から携わった 「CLA 250 SPORT 4MATIC Shooting Brake」を用意。“SPORT=シュポルト”とは、スポーティでダイナミックなモデルに与えられる名称で、ドイツ語読みをそのまま名付けられた。Mercedes-AMGのエンジニアによって独自に開発されたフロントアクスルとサスペンションに加えて、可変トルク配分型四輪駆動システム「4MATIC」を搭載し、あらゆる路面状況において常に最適なトラクションを発揮し、高い操縦性と走行安定性を確保。前後バンパーのラインやブレーキキャリパー、インテリアなど随所にあしらわれたレッドアクセントが特別なモデルであることを強く印象付ける。