マクラーレンは、アゼルバイジャン・グランプリ後に騒動を引き起こした曲がるリアウイングを修正する必要があるとFIA（国際自動車連盟）から指示された。RacingNews365 は、マクラーレンMCL38のリアウイングがFIAによって違法とみなされていないことを確認したが、チームはその要素の動きを制御するために調整を実施する必要がある。
先週末、オスカー・ピアストリがバクー・シティ・サーキットでシャルル・ルクレールを抑えて優勝した後、ピアストリのリアウイングのオンボード映像が公開された。マクラーレンMCL38のリアウィングの上部パーツは、ストレートでたわむことでドラッグを低減しているように見え、ピアストリの直線速度が上昇したとみられることから、パドックではこの仕掛けが「ミニDRS」と名付けられた。マクラーレンは、ライバルチームから疑問視されているにもかかわらず、リアウイングは規則の範囲内であると断固として主張している。この調査は、マクラーレンとライバルのメルセデスがたわむフロントウイングの検査を受けた直後に開始され、FIAはその点では問題はないことを確認した。マクラーレンのCEO、ザク・ブラウンはシンガポールで、リアウイングの構成を擁護し、ウォーキングを拠点とするチームのエンジニアリングチームを称賛した。「すべてのテストに合格した」とブラウンはスカイスポーツF1に語った。「これがF1であり、巧みなエンジニアリングだと思う。FIAも問題ない。だからいつも通りだ」FIAはシンガポールグランプリに向けて準備を進める中で、グリッド上の車のいずれかの要素に不満がある場合、技術規則の変更を検討する可能性があることを認めた。マクラーレンは規則に違反したとは判断されていないが、リアウイングの動きを抑えるために変更を加えなければならない。