マクラーレンのF1チーム代表であるアンドレア・ステラは、パワーユニット供給延長のニュースが発表されたメルセデスが、2023年シーズンを通してチームの進歩に「絶対的に貢献」したと語った。先週、サプライヤーであるメルセデスとマクラーレンの間でF1パワーユニットのパートナーシップ延長が発表され、マクラーレンは2026年の新エンジンレギュレーション開始から2030年までメルセデスのF1パワーユニットを使用することになった。
ステラは、マクラーレンがメルセデスとのパートナーシップを継続するに至った要因は複数あり、この契約には多くの利点があると語った。「この決定の理由は、我々にとっては実に非常に単純なものだった。なぜなら、我々は継続中のコラボレーションにとても満足しているからだ」とステラは語った。「今年のチームの進歩においても、彼らは間違いなく役に立ったと言わざるを得まないが、何よりも、技術的な観点、運用基準、そして我々が目にしたものがどれほど堅実であるかという点で、我々が得たある種の安心感だった。2026年に向けて何が問題になっているのかを確認したとき、僕たちにとっては非常にシンプルな決断だった」「したがって、今後に向けてこのレベルの継続性と安定性が得られることをただただ嬉しく思う」「このような発表ができたことをうれしく思う」2023年、マクラーレンはポイント圏内に入るのに苦労する災難に見舞われた。しかし、年間を通して定期的に行われたアップデートが功を奏し、ウォーキングを拠点とするマクラーレンは表彰台をいくつも獲得、コンストラクターズランキングで4位に浮上した。レッドブルに次ぐベストカーとして登場することも多かった。レースとチャンピオンシップを制する道を歩んでいるステラは、メルセデスの新エンジン契約がチャンピオンシップへの挑戦に関して「ジグソーパズルの最後のピース」になるかどうかを尋ねられた。「そんなに簡単なことだとは言えない」とステラは答えた。「必要な要素のひとつだ。それは必要条件であって、十分条件ではない」「チャンピオンシップを争うためには、シャシー側でやらなければならないことがたくさんある」「パワーユニットの面では、この先何年も競争力を発揮できると思う。それは確かだ。そのため、我々はこの決定を下した」「しかし、シャシーに関してはやるべきことがたくさんある」「今年、僕らが成し遂げたことは確かに重要で、ある意味注目に値するものだが、すでに数レースはマシンを開発しておらず、何台かのマシンがアップグレードを施され、すぐに我々の競争力が数レース前ほどではないことがわかる」「非常に競争の激しいビジネスだ。したがって、我々にとっては、HPPとの協力関係もそうだが、なによりも自分たち自身に集中し、この勢いを次の年につなげることが重要だ」
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