マクラーレンF1チームは、エナジードリンクブランドであるモンスターエナジーが、2024年シーズン以降のオフィシャルパートナーに加わったことを発表した。モンスターエナジーはマクラーレンと「複数年契約」を結び、2024年シーズンからドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが着用するヘルメット、レーススーツ、キャップ、ドリンクボトル(過去にはコカ・コーラのブランド)に、一目でそれとわかる『M』のロゴが入ることになる。
マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、その商業およびマーケティング分野での豊富な経験を生かし、Google、DELL、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(Velo)といった知名度の高いスポンサーを次々と獲得してきた。モンスターエナジーとの契約は、エナジードリンク会社をライバルチームのメルセデスから引き離すことになるため、より重要な意味を持つ。メルセデスが8度のコンストラクターズチャンピオンを獲得し、最近では苦戦を強いられている中、ルイス・ハミルトンやチームメイトのニコ・ロズベルグ、ジョージ・ラッセルのヘルメットやレーシングスーツの襟には14年間にわたって『M』のバッジがあしらわれてきた。ハミルトンはモンスターエナジーとパーソナルスポンサー契約を結んでおり、7度のチャンピオンの名前は糖分ゼロの飲料シリーズに名を連ねている。メルセデスとの提携が終了しても、この提携は継続される見込みだ。モンスターエナジーカンパニーの会長兼共同CEOであるロドニー・サックスは「メルセデスF1チームと、特に(チーム代表の)トト・ヴォルフには、10年以上にわたるパートナーシップと、我々にとっては素晴らしい成功を祝うことができたことに心から感謝したい。チームの今後の選手権キャンペーンでの健闘を祈る」とコメント。「モンスターエナジーは、マクラーレン・レーシングとともにF1の旅における新たな章をスタートできることを誇りに思う。モンスターエナジーは、ファン体験を向上させ、ワールドクラスのチームとそのエリートドライバーとパートナーシップを組み、F1の世界中の観客と情熱を分かち合うことに重点を置いている。ランドとオスカーと一緒に本当にエキサイティングなプログラムを計画しており、2024年から一緒にレースができることに興奮している」ザク・ブラウンは、「来シーズン以降、アイコニックなブランドであるモンスターエナジーと手を組めることをうれしく思う。モンスターは、大胆なアイデアと素晴らしいコンテンツの創造を通じてアスリートを祝福することに重点を置いているので、我々のファンを惹きつけ、楽しませるためのアイデアを模索し、新しい方法を見つけるのが待ちきれない」と語った。マクラーレンF1チームのオフィシャルサイトのモンスターのニュースへのリンクにはトト・ヴォルフとザク・ブラウンが一緒に写った画像が隠されていた。