マクラーレンは、F1にKERSを復活させるというアイデアを完全に支持しているが、2011年に導入するには時間が足りないかもしれないと懸念している。2009年にF1に導入されたKERSだが、FOTAの合意により今シーズンは使用が控えられている。しかし、FOTAはKERSの再導入に取り組んでおり、フェラーリ、ルノー、ウィリアムズがKERSの復活を支持している。
マクラーレンの今季マシンのチーフエンジニアを務めるティム・ゴスは、マクラーレンもKERSの再導入を支持しているが、決定はすぐに下される必要があると考えている。「我々はFOTAとFIAのKERSに関しての取り組みを完全に支持している」とティム・ゴスはコメント。「来シーズンに導入するには、スタートは少し遅れ始めている。しかし、多くの人がそれに取り組んでいる」「我々は市販車技術との関係のためにKERSの必要性を理解しているし、再導入は正しいことだと考えている。実際、我々はFOTAとFIAのいかなる決定にも協力するつもりだ」ティム・ゴスは、KERS開発で学んだことのおかげで、新しいシステムはより安価で強力にできると感じている。「我々は2011年のシステム設計から非常に多くのことをま何差。コストを抑え、パワーをアップさせることは現実的だ。しかし、連鎖反応的な影響によって、少し大きく、重くなるかもしれない」「我々が昨年KERSにもたらした多くの改善は、小型化し、マシンにより簡単に搭載し、正しい重量配分を得られるという能力だった。それは可能だ」またティム・ゴスは、新しい規約が導入される2013年からは、F1は環境に優しいエンジンに適応すべきだと考えている。「2010年に限って言えば、F1は進歩し、燃費効率時代に合わせられることを示す必要があると思う。我々はエンジン・ワーキング・グループとFOTAが進んでいる方向性を完全に支持している。NAの2.4リッターV8のコンセプトは、少し時代遅れだ。ターボ下級とKERSへの動きは正しい行いだと思う」「F1はモータースポーツとエンジンパフォーマンスの頂点としての存在を維持する必要がある。ハイパフォーマンスだけでなく、燃費効率と結びついたエンジン形式が必要だ。全体的に正しい方向に向かっているし、我々はそれを完全に支持している」関連:KERS
全文を読む