マクラーレンF1は、2021年から搭載するメルセデスF1エンジンに内在する可能性のある“問題”に関して心配はしていないと主張する。マクラーレンF1は、ルノーとの3年契約を満了し、2021年からメルセデスのF1エンジンを搭載。新車MCL35Mには、メルセデスの最新F1パワーユニット『『M12 Eパフォーマス』が搭載されている。
しかし、最近、メルセデスは2021年型のF1エンジンにはいくつかの問題があることを明らかにしている。「パワーユニットにいくつか問題がある」とメルセデスのF1エンジン責任者を務めるハイウェル・トーマスはコメント。「問題があることはわかっているが、それらすべての問題を解決するための計画はたくさんある。すべてが最初のレースまでに準備を整えることができると確信している」全チームに先駆けて2021年F1マシン『MCL35M』を発表したマクラーレンF1は、2月16日(火)にシルバーストンでシェイクダウンを完了させた。マクラーレンF1のテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーは、自分たちが行ったテストではメルセデスのF1エンジンには何の問題もなかったと Championat に語った。「ダイナミックベンチでのフルテストを実施したが、何も問題はなかった」「メルセデスは、何か問題があればその質問にもっと詳しく答えてくれると思うが、我々のところでは何もなかった」一方、発表されたマクラーレン MCL35Mにはエンジンサプライヤーであるメルセデスの名前が掲載されておらず、疑問を抱いた者もいた。その理由について質問されたマクラーレンF1のチーム代表アンドレアス・ザイドルは、単に「自分たちのことに集中しているため」だと答え、メルセデスからF1エンジンに関してフルサポートを受けられるのは確実だと主張した。一方、今季ルノーからマクラーレンF1に移籍したダニエル・リカルドは、チームとの契約が2023年までの3年間であることを明らかにしている。2022年には新たな技術レギュレーションが導入され、F1マシンは大きく変化することになるが、ダニエル・リカルドはそれがマクラーレンF1にとって大きなチャンスとなると考えている。アンドレアス・ザイドルも「できるだけ早く焦点を2022年に移すことが我々の明確な目標だ」と語った。
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