マクラーレンF1は、F1トスカーナGPのフリー走行1回目に新しいメルセデス型の実験的なノーズをテスト。今シーズン後半のレースで投入することを目指している。FP1でのカルロス・サインツのマシンには、新しいデザインのノーズが搭載され、フロービスを塗った短い走行が行われた。形状はメルセデスが先駆けた“ティースプーン型”に類似しており、メインの構造が狭く、ノーズピラーの下が狭くなっており、ノーズ下のケープも高い位置に搭載されている。
ノーズを変更するためにはマクラーレンF1は新たにクラッシュテストを実施する必要があり、主要なパーツが凍結される9月30日の期限までにマシンをどの方向性に進めるかを決定する必要がある。マクラーレンF1のチーム代表アンドレアス・ザイソルは、新しいノーズが風洞で有望な数値を出していることを示唆した。「風洞で良い方向を見つけかったので、単にデータを収集したいだ」とアンドレアス・ザイドルは買った。「今年後半にトラックに持ち込むかを決定する前にまずはコース上で確認したかった」アンドレアス・ザイドルは、新しいノーズはフルレースの週末に投入される準備がまだできていないが、それがうまくいけば、シーズンのヨーロッパフェーズが終了する前にゴーサインが出される可能性があることを示唆した。「まだレースで使う段階ではない」とアンドレアス・ザイドルは語った。「今日は実際に風洞で目にしたものと比較するためにいくつかのデータを取得する実験的なテストであり、その後、最終的な決定を下していく」「今後2~3レースでトラックにもたらすことができればと思っている。新しい基準となるのに十分なゲインを得られることを期待している」マクラーレンF1は、開発計画を懸命に進めており、数レース前には新しい2021型のフロアでいくつかの実験を行っている。シャシーの主要コンポーネントは来年凍結されるが、チームは空力のアップデートを行うことができるため、大きな利益を得る可能性がある。来年の新しいフロアの変更は、ピレリのタイヤがマシンが発生させるダウンフォースに対応できるようにダウンフォースを削減することを目的としている。