マクラーレンF1チームのCEOであるザク・ブラウンは、F1とチームは新型コロナウイルス危機の後も“生存し、繁栄する”ことはできるが、そうするためには“積極果敢な決断”を下す必要があると語る。新型コロナウイルスのパンデミックが続いているため、2020年のF1世界選手権のスタートは大幅に遅れており、最初の9戦は延期または中止されている。F1はたとえ10月までスタートできず、来年1月までまたがったとしても世界選手権を開催する意向を示している。
現在の休止期間中にF1チームは財政的な懸念が高まっており、全10チーム、F1、FIA(国際自動車連盟)は、現在のF1ファクトリーの閉鎖期間の延長を含むコスト削減策について話し合いを続けている。ザク・ブラウンは「人生で何かにぶつかったとき、危機や問題があるときは、そこに向かって進み、問題を解決したり、それから進ことができる」と Sky Sports に語る。「業界全体が問題に向かって動いていると思う。だが、F1のビジネスモデルは本当に長い間持続可能ではなかったこともわかっている。おそらく、このような出来事が起こったことで、みんなが目を覚まし、過去に持っていたような贅沢は今の我々にはないことに気づくと思う」「我々はF1にコミットしているすべての利害関係者に信頼を保ち、コミットし続ける理由を与えるために、厳しく、積極果敢な決定をする必要がある」ザク・ブラウンは、現在の財政モデルが変わらなければ、F1は最大4チームを失う可能性があるというスタンスを繰り返し、マクラーレンは“どのようなコスト”でも継続することはできないと強調する。「残念ながら、状況を適切に処理しなければ、4チームを失うことは現実的だと思う」とザク・ブラウンは説明する。「だが、我々はこれを乗り越えることができ、チームを失うことはないと思っている」「幸いにもF1の所有者の大多数がこれを継続して乗り越える手段を持っている。これは非常に大きなスピードバンプだ」「しかし、彼らがF1がここまら抜け出せるよるように見えない場合、スポーツにとどまる動機は何か? ザウバー(アルファロメオ)、ハース、それらのチームは競争力を求めている。彼らはスポーツにとどまる手段を持っているが、彼らがスポーツに留まりたいかどうかという方が問題だ」「適切に対応しなければ、チームを失う可能性があると思う。正しく対応できれば、F1の大多数の人々はそれがどのようなるかを知っていると思うので、我々は生き残ることができるだけでなく、繁栄できると思う」「全員が集まったとき、そこはイライラする部分だ。非常に成功したF1はそこにある。我々は間違いを犯さないようにする必要がある」F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1には未来があり、小規模チームにとってより魅力的なものになると主張する。「苦痛になるだろうが、F1には将来があると思っている」とロス・ブラウンは語った。「そして、実際にこれを経験すれば、我々はより強力な立場でそれからぬせ出せると思う。チームが生き残るためことが必要だ。彼らに未来があると感じてもらう必要がある。だが、それでもチームオーナーは短期的に彼らのチームをサポートする必要がある」「チームをサポートしており、その見通しがグリッドの後方を走ることである場合、それはあまりエキサイティングな見通しではない」「新しいマシンと新しい経済モデル、特に収入により、我々はその種のチームにとってスポーツをより魅力的にしている」
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