マクラーレンは、ブラジル石油会社ペトロブラスとのF1スポンサー契約を相互の合意により終了したことを発表した。ブラジル政府が直接および間接的に64%の株式を保有するペトロブラスは、2018年にペトロブラスと5年間で推定1億5000ポンド(約210億円)パートナー契約を締結。ペトロブラスはマクラーレンの公式燃料および潤滑油サプライヤーに就任した。
しかし、ブラジル大統領のジャイール・ボルソナーロがマクラーレンとのパートナーシップを終了することを望んでいると発表し、それ以降、契約の終了について議論が続けられてきた。ペトロブラスにとっての母国レースとなるF1ブラジルGPを前に、両者はパートナーシップを早期に終了することに合意。ペトロブラスのロゴは、インテルラゴスのレースでマクラーレンのF1マシンから削除される。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「ペトロブラスのパートナーシップとサポートに感謝している」とコメント。「我々は、彼らの技術的および科学的な能力に大きな敬意を払っている。当社の技術たちは、我々は一緒に働いている間に大きな進歩を遂げたことは間違いない」「ペトロブラスのすべての人が成功することを願っており、今後もスポーツで彼らを再び見られることを願っている」ペトロブラスは、マクラーレンとのF1パートナーシップ契約を終了するという決定は、同社の業績とは何の関係もないと強調した。ペトロブラスのCEOを務めるロベルト・カステッロ・ブランコは「グローバルなモータースポーツにおけるマクラーレンの重要性を認識しており、2年間のパートナーシップで得られた結果に非常に満足している」と述べてた。「このプロジェクトにより、ペトロブラスは、新しい原材料の研究と極限状態でのテストを通じて、ハイテクガソリンと潤滑油を開発することができた」「技術開発は、潤滑油および燃料製品に使用される。我々はマクラーレンに革新へのコミットメント、そして、将来のパートナーシップの可能性を見ている」ザク・ブラウンは、F1アメリカGPの週末に、マクラーレンが2020年にさらにスポンサーを追加すると述べている。
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