マクラーレンは、フェルナンド・アロンソに2020年にF1に復帰するチャンスがあるならば、他チームへの移籍をサポートするとしている。今年、マクラーレンはカルロス・サインツとランド・ノリスにドライバーラインナップを一新。フェルナンド・アロンソはF1を離れてがマクラーレンのアンバサダーとしてチームとの関係を継続しており、マクラーレンが競争力をつけた場合、F1に復帰する可能性を残していた。
しかし、マクラーレンは2020年のドライバーとしてカルロス・サインツとランド・ノリスを継続することを発表。フェルナンド・アロンソのマクラーレン復帰の可能性は断たれた。2020年のドライバー市場の噂では、セバスチャン・ベッテルがフェラーリを離れるとの推測が止むことはなく、フェルナンド・アロンソがフェラーリに復帰するとの報道もなされている。マクラーレンのアンバサダーを務めるフェルナンド・アロンソは、今年インシーズンテストでマクラーレンのF1マシンを走らせ、インディ500にマクラーレンとともに参戦している。しかし、マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソがライバルチームに移籍することは問題ないと明言する。来年、フェルナンド・アロンソが別のチームでF1を戦う可能性について質問されたザク・ブラウンは「フェルナンドはマクラーレンのアンバサダーのままだ」と Autosport にコメント。「我々は彼と素晴らしい関係を築いており、将来的のF1とは関連しないいくつかのレースプログラムについて彼と話をしている」「しかし、もし彼がF1に戻りたいのであれば、彼が別のチームでレースをすることに満足するだろう。我々には利用可能なシートがないからね」「もしそれが彼がやりたいことなのであれば、我々はサポートする」フェルナンド・アロンソは、2018年と2019年にトヨタとル・マン24時間レースを連覇し、WEC(FIA 世界耐久選手権)のタイトルを獲得。来季はWECに参戦しないことが決定している。世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げているフェルナンド・アロンソは、インディ500に再挑戦する意向は示しているものの、インディカーへのフル参戦については除外している。フェルナンド・アロンソは、F1復帰は“計画していない”としながらも、“大きなチャンスが訪れれば”検討すると語っており、セバスチャン・ベッテルの後任としてフェラーリへの復帰が推測されるようになった。マクラーレンは、今季コンストラクターズ4位の地位を固めつつあり、ザク・ブラウンは“シリーシーズン”が本格的に開幕する前に両方のドライバーと契約を結んでおきたかったと語る。「カルロスは毎週末にとても速い。ランドーも速く、そして素早い学習者だ」とザク・ブラウンは語った。「彼はミスを犯していないし、ルーキードライバーに予想するであろう悪いことも起こっていない。彼は非常に成熟した走りをしており、フィードバックも素晴らしい。彼はカルロスと非常にうまくやっている」「我々はプログラムを続行し、集中し、レースを続ける邪魔をしたくはないと感じた」