マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは、2019年のF1世界選手権の開幕戦でポイントを獲得できなった2チームのうちのひとつであったことには落胆しているが、オーストラリアGPの週末から多くのポジティブなことがあったと語る。マクラーレンでのデビュー戦となったカルロス・サインツはMGU-Kの故障によって早々にリタイア。ルーキーのランド・ノリスは、戦略のことなるアントニオ・ジョビナッツィの攻略に手こずり、12位でレースを終えた。
「全体的に今週末から得られるポジティブことがあったが、残念な思いでオーストラリアGPを終えたことは認めなければならない」とジル・ド・フェランはコメント。「カルロスは素晴らしいスタートだったが、残念ながらメカニカルトラブルで早々にリタイアしなければならなくなった。ランドの方も序盤はうまくいっていたが、数周にわたってトラフィックにはまってしまい、ポイント圏外の結果になった」「ポジティブな点を挙げれば、ランドがデビュー戦で戦う姿勢のパフォーマンスを見せてくれたこと、チェッカーフラッグを受けたことに満足している」「予想していた通り、我々自身を含む複数のチームがタイトなバトルを繰り広げていることは明らかであり、自分たちのペースを少しでも改善して実行すれば、ランキングに大きな影響を与えられる可能性がある。だからこそ、集中してバーレーンに挑まなければならない」