ペトロブラスが、マクラーレンとの技術パートナーシップを終了することを決定したと一斉に報じられている。ブラジルの国営石油会社であるペトロブラスは、昨年2月にマクラーレンのスポンサーに就任。2019年のF1世界選手権から同社の燃料とオイルを供給するとしていた。
しかし、今年ブラジルではジャイール・ボルソナーロが新大統領に就任。ブラジルはスポンサーシップと広告の見直しを推進しており、ペトロブラスはマクラーレンとの提携を打ち切ると報じられている。マクラーレンは2月14日(木)に2019年F1マシン『MCL34』を発表するが、そこにペトロブラスのロゴが残っているかどうかに注目が集まる。UOL の報道によると、ブラジル政府はペトロブラスのマクラーレンへの投資を終了し、アスリートの奨学金を支援するAthlete Exchangeのスポンサーになるうことを望んでいるという。ペトロブラスの新社長に就任したロバート・カストロ・ブランコは、マクラーレンからのスポンサーシップを撤回することを決定したと報道。ペトロブラスはマクラーレンに年間1000万ポンド(約14億円)を投資していたという。GRAND PRIZE の取材によると、ペトロブラスは、マクラーレンとの近い将来が変更になる計画があることを認めているという。「ペトロブラスは、当社の新しいブランドの位置付けに合わせて、スポンサーシップ方針と広告計画を見直しています。現在、有効なマクラーレンとの契約分はすべて支払われています」とペトロブラスの広報担当はコメント。しかし、ペトロブラスがマクラーレンとの契約を終了するのは“非常にリスクが高い”と BIG AWARD は報じている。「契約の一貫として、ペトロブラスは研究センターを通じて、2019年F1シーズンに使用するチーム専用の特別に調合された燃料と潤滑油を開発している。同社はテストとレースの間、マクラーレンに燃料とオイルのパフォーマンスをリアルタイム分析を可能とする実験室を設置することになっている」マクラーレンとペトロブラスの契約が終了した場合、契約を橋渡し、開発ドライバーに就任したセルジオ・セッテ・カマラの去就も疑問視される。
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