マクラーレンは、ブリティッシュ・アメリカン・タバコと新たにグローバルパートナーシップを締結したことを発表した。ブリティッシュ・アメリカン・タバコとF1の繋がりは深い。1970年代から80年代にかけてチーム・ロータスのスポンサーを務め、黒地に金字のジョン・プレイヤー・スペシャル塗装のマシンが活躍。
また、1997年にはティレルを買収して、ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(B・A・R)として参戦。2005年をもって、チーム株式を全てホンダに売却しチーム運営からは手を引き、その後はホンダF1チームのメインスポンサーとしてチームをサポートしたが、EU内でのタバコ広告規制に伴い2006年をもってスポンサー活動を終了していた。今回、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、マクラーレンのパートナーとして12年ぶりにF1に復活することになった。複数年にわたるパートナーシップは、フェラーリとフィリップモリス・インターナショナルが展開する“Mission Winnaw”パートナーシップと同様に“BATの潜在的にいリスクが低減された製品にのみ焦点を当て、テクノロジーとイノベーションを基盤”としたものになるとしており、『A BETTER TOMMOW』というイノベーションを打ち出したものになるようだ。マクラーレンは声明で「テクノロジー、イノベーション、デザインへの共通の関心と、それぞれの業界に重要で意味のある変化をもたらしたいという明確な願望が2社に合意をもたらした」と述べた。「テクノロジーがリレーションシップの中枢となる。マクラーレン・アプライド・テクノロジーは、バッテリーテクノロジー、および先進マテリアルなどの分野でBATと協力している。両社はベストプラクティス、イノベーションのノウハウ、相互の経験を共有していく」マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「我々はマクラーレンチームにBATを歓迎しており、イノベーションを通して意味のある持続的な変化をもたらすという彼らの野心を支持している」とコメント。「BATの変革への課題がこのパートナーシップの中心であり、我々はそれを加速させるために技術的経験と専門知識を共有していけることを嬉しく思う」BATのチーム・マーケティング・オフィサーを務めるキングスリー・ウィートンは「我々は我々のイノベーションと我々自身の変革をさらに加速させることができるこの新しいパートナーシップを本当に誇りに思うとともに興奮している」とコメント。「このパートナーシップは、Vype、Vuse、gloブランドを含む、潜在的なリスクを軽減させる製品により強い共感を得るための本物のグローバルプラットフォームを我々に与えてくれる」「イノベーションとテクノロジーは、最終的に我々の消費者にとってより良い明日を想像することにおいて我々をサポートしてくれるだろう」
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