マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2月のプレシーズンテストに向けて2019年F1マシン『MCL34』の信頼性を高めるために“対策を講じた”と語る。昨年、ホンダからルノーにF1パワーユニットを変更したマクラーレンは、プレシーズンテストでトラブルが多発。フェルナンド・アロンソが総合2番手タイムを記録したものの、8日間のテストで5回の信頼性トラブルによる中断を余儀なくされた。
その結果、マクラーレンは8日間で599周しか走行できず、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が単独で走り込んだ周回数よりも少なかった。ザク・ブラウンは、今年はそのような失態を繰り返さないために対策を施していると語る。「詳細を共有したくはないが、今年の冬はいくつか昨シーズンとは異なることをやっている」とザク・ブラウンは RACER にコメント。「パフォーマンスだけでなく、より準備を整えるために様々な作業を行っているが、昨年のバルセロナテストでは信頼性に関する多くの問題が発生した。我々はそのためにいくつか対策を講じた」「全てのF1チームと同じように我々も毎週発展を続けていくし、クルマの開発をスタートして以来、信頼性を良くするためのプログラムを実施してきたし、ここで行っているパフォーマンス開発の大部分をオーストラリアに持ち込むつもりだ」「我々が2018年にパフォーマンスをもたらすのが遅かった理由のひとつは信頼性問題があったためだ」「バルセロナでのトラックからマシンを降ろしてすぐにパフォーマンスに直行することはできない。ホイールナットや加熱問題などの問題が発生するものだ。そうなるとパフォーマンスに集中するのをストップし、信頼性に焦点を置くようになる」「チームはスペインのテストで信頼性を得て、オーストラリアで2台がポイントフィニッシュするために素晴らしい仕事をした」「我々は今後の冬季テストでパフォーマンスと信頼性でより優れた位置にいるだろう」マクラーレンは、2月14日に2019年F1マシン『MCL34』を発表する。
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