ダニエル・ティクトゥムが、10月23日(火)に2017年のMcLaren Autosport BRDC Awardのご褒美としてシルバーストンでマクラーレンの2013年F1マシン『MP4-28』でのテスト走行を行った。レッドブルのジュニアドライバーであるダニエル・ティクトゥム(19歳)は、昨年のマカオGPを制覇。今年はヨーロッパF3選手権でミック・シューマッハに敗れて2位でシーズンを終えた。
今年F1デビューを果たすランド・ノリス(2016年)、ジョージ・ラッセル(2014年)も受賞しているMcLaren Autosport BRDC Award。今回は彼らがドライブした2011年マシンの『MP4-26』よりも2年新しいMP4-28がテスト走行用に用意された。5周のフライングラップを4回実施したダニエル・ティクトゥムは「経験した誰もがそう言うと思うけど、F1カーをドライブすることを言葉で表すのは不可能だ」とコメント。「多くの浮き沈みがあって大変ではあったけど、F1カーに座るのは夢以上の経験だった。自分の人生がほぼ完了したようなくらい本当にハッピーだ!」「ヨーロッパF3で経験したすべての2倍くらいの経験だった。F1カーを走らせる全てのテクニックはかなり多くの類似点があることに気付いたし、予想通りだった部分もあった。でも、ノイズは信じられないくらいだし、F1カーでの初走行を忘れることはないだろう」「最初の数周は進歩を遂げることが重要だったし、とにかく走ってビルドアップしていった。マゴッツで少しスナップオーバーステアが出たし、近づいていた」マクラーレンのエンジニアを務めるアメリア・ルイスは「我々が求めていたのは、ラップタイムよりも、彼の一貫性と走行毎の改善だ。彼はクルマで自信を深めていき、最初の走行と最速タイムでは5秒の差があった。それが我々が見たいと思っていたことだ」「彼はここのベンチマークであるターン1(アビー)を全開で走っていた。もちろん、彼の走りには本当に感銘を受けたし、我々は彼にしっかりと全ての走行を完了させてあげたかった。チームの全員が彼のパフォーマンスに感銘を受けていたと思う」
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