ダニエル・リカルドとメルセデスの2019年の契約の最大の障害となっているのはフェルナンド・アロンソだとスペインのメディアが報じている。2018年シーズンが開幕したばかりだが、すでに2019年の“シリーシーズン”と呼ばれるF1ドライバーの移籍市場が話題になっている。現在、最も報道されているのがレッドブル・レーシングに所属するダニエル・リカルドだ。
ダニエル・リカルドとレッドブルの契約は2018年末までとなっているが、リカルドは次の契約がF1ワールドチャンピオンを目指すうえで非常に重要なものになると考えており、全てのオプションを見るためにレッドブルとの契約更新を保留にしている。「自分が30代中盤や後半までF1でレースをしているかどうかはわからない。僕のキャリアの次の期間はいいものにしたいし、正しいものにしたいと思っている」とダニエル・リカルドはコメント。「レッドブルなのか他チームかに関わらず、適切なチームと良い契約を結ぶことができるのであれば、待つ価値はあると感じている」ダニエル・リカルドは、メルセデス移籍が最有力と報じられているが、それを阻止しているのはフェルナンド・アロンソの存在だ。そう報じているのはアロンソの母国スペインの Diario Gol。報道によると、マクラーレンはフェルナンド・アロンソの年間4000万ユーロという給与が深刻な負担となっており、もう1シーズンそれを続けることを望んでいないという。2018年に契約を更新したのも「会社としてアロンソを継続したいという願望よりも、ドライバーに借りがあると感じていた」ためだと主張している。マクラーレンは、現メルセデスのバルテリ・ボッタスをアロンソに代えて起用したいと考えており、そうすれば、ダニエル・リカルドのためのシートが空くことになる。それが実現した場合、レッドブルにはルノーにローン移籍しているカルロス・サインツが出戻り、アロンソに関してはワールドチャンピン獲得のためにチーム再建のめどがたったルノーに復帰するというのが同紙の見解だ。