1980年~90年代にマクラーレンのチーム・コーディネーターを務めていたジョー・ラミレスは、マクラーレンは新たなパートナーであるルノーとの仕事に非常に満足していると語る。2001年に引退して17年経つジョー・ラミレスだが、マクラーレンの内部情報に精通しており、昨年はマクラーレン内に政治的な争いが勃発していることを示唆。その後、実際にロン・デニスがチームを離れ、新たなマネジメントがチームを運営することになった。
現在のマクラーレンの状況についてジョー・ラミレスは「彼らはチームにより満足している。彼らにはトンネルの出口が見えている」とコメント。「彼らはルノーのエンジンと非常にうまく仕事を進めている。ヨーロッパの人々は(ホンダと比べて)よりオープンだからね。状況はとてもいい方向に変化しており、現時点で彼らはそれを楽しんでいる。彼らはあらゆることに多くの情熱をもって取り組んでいる。ようやく結果を出せるようになったことをわかっているからね」ジョー・ラミレスは、ルノーのF1パワーユニットが勝利を狙えることはレッドブルが証明していると語る。「彼らはこのエンジンで表彰台と優勝を成し遂げた。マクラーレンも同じことをしなければならない」「ルノーとアラン・プロストが言っていることに注意を払えば、エンジンは十分にメルセデスのレベルに到達できるだろう」「ルノーは素晴らしいエンジンを造るかもしれないし、メルセデスは苦労するかもしれない・・・決してどうなるかはわからないが、期待を持たなければならない」また、ジョー・ラミレスは、フェルナンド・アロンソに他のカテゴリーでレースをすることを許可しているエグゼクティブディレクターのザク・ブラウンの自由放任主義を高く評価している。「ブラウンはフェルナンドの手助けをしている。それが彼が望むことであり、かつてF1ドライバーが他のカテゴリーで毎週末レースをしていたのと同じことだ。レースカーで過ごす時間が長いほど、向上することができるものだ。私にとって、それは美しいことであり、フェルナンドがそうするのを見るのを楽しんでいる」「フェルナンドは大きく変わった。彼はより表に出るようになった。以前はそうではなかった。彼は勝つことも負けることも知っている。人々はドライバーにも感情があることを知っており、彼のようなドライバーを好きになるんだ」