マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダからルノーへのF1パワーユニットの移行は“非常にスムーズ”に進んでいると語る。ホンダのF1パワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足に悩まされたマクラーレンは、今年初めに2018年にむけて新しいパワーユニットサプライヤーを模索。当初はメルセデス、さらにはフェラーリへ供給を打診したが、最終的に9月のF1シンガポールGPでルノーと契約を締結した。
エリック・ブーリエは、F1パワーユニットを切り替えるという決断の遅れは、2018年の開発プランにほとんど影響を与えていないと述べた。「非常にスムーズだった」とエリック・ブーリエは RACER にコメント。「だいたい2週間の遅れに直面したが、それは非常に小さなものであり、リカバリー可能なものだった」「(移行への挑戦は)ホンダほど大きくはなかった。ルノーは数チームとの作業に慣れているし、彼らはそのために非常にうまく組織化されている。正直、すでに完了している。エンジンとシャシー設計のすべてがうまく統合されており、今後はクルマのパフォーマンス開発が重要だ」エリック・ブーリエは、ルノーを搭載することによる前進を数値化することは拒んでいるが、ルノーのF1パワーユニットでクルマを開発することはマクラーレンに活力を与えていると認める。「間違った予想すれば、人々を怒らせることになるので、何も言わな方がいいと思っている。自分たちのなかに留めておいて、来年コース上で示すことが最善だと思っている」「それはチームにモチベーションを与えているし、マクラーレンの全員がメルボルンを楽しみにしている」
全文を読む