マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、2018年からのルノーとF1エンジン契約は、ホンダとの厳しい3年間を埋め合わせるための一時しのぎの解決策ではないと強調した。マクラーレンは15日(金)、ホンダとのパートナーシップを解消し、ルノーと2018年から3年契約を結んだことを発表。ちょうど2021年に新たなエンジンフォーミュラが導入されるまでの契約となる。
マクラーレンは、ホンダのワークスステータスを捨てて、レッドブルにもパワーユニットを供給するルノーのカスタマーになるわけだがザク・ブラウンはそこについては心配していないと語る。マクラーレンとルノーが共同で出したプレスリリースのタイトルは“マクレーン・ルノーは勝利にチャレンジするパートナーシップ”だと記された。「これは一時しのぎの解決策ではない。最終的に2021年のエンジンルールがどうなるかは誰もわからないし、2020年以降を見据えるのは誰にとっても難しいことだと思う」とザク・ブラウンはコメント。「我々は長期的なパートナーシップを確立していると思う。ルノーはF1で素晴らしい歴史があるし、レッドブルと多くのチャンピオンを獲得し、彼ら自身でも多くのチャンピオンを獲得してきた。我々の位置にはとても満足している」「我々は一緒に競争力をつけていけると思う」以前、ザク・ブラウンは、2021年のエンジンフォーミュラが魅力的で費用対効果に優れたものであれば、自社でエンジン開発することにもオープンだと述べていた。関連:・マクラーレンとホンダ、パートナーシップ解消を正式発表・マクラーレン、ルノーとのF1エンジン契約を正式発表