マクラーレンは、ホンダ以外のメーカーとカスタマーエンジンの供給について交渉していることを認めた。最近、マクラーレンとホンダの決別の可能性は低くなったと考えられていた。しかし、マクラーレンのディレクターを務めるジョナサン・ニールは、パフォーマンスと信頼性に苦しんでいるホンダとの現状は“持続可能ではない”とシルバーストンで述べた。
「当然、我々は『ここからどこに向かうべきか?』『競争レベルを取り戻すには何か異なることをしなければならない?』というポイントに達していると思う」とジョナサン・ニュースはコメント。シルバーストンでは、契約という最終的なハードルを越えて、マクラーレンがホンダのエンジンを破棄する決断をしたとの噂が広がった。マクラーレンが2018年に搭載する可能性が高いのはメルセデスだと考えられているが、フェラーリとルノーとも交渉を行っていると噂されている。「F1では、みんなが誰とも話をしていないと言っているときは、全員が全員と話をしているというのが答えだ」とジョナサン・ニールは認める。だが、もうひとつのハードルはF1レギュレーションだ。現在、メルセデスは、自身のワークスチームに加えて、ウィリアムズとフォース・インディアにカスタマーエンジンを供給しており、4チーム目に供給する場合はレギュレーションの調整が必要となる。「あなたは正しい」とジョナサン・ニールはコメント。「エンジンメーカーが3チーム以上に供給するためにはFIAの承認が必要だ」「我々は厳しい状況を切り抜けつつ、FOMおよびFIAと良い関係を維持している」