マクラーレン・ホンダは、コンストラクターズ選手権のポジションを確定させるために、シーズン終了までMP4-31の開発をプッシュし続けていくと誓った。現在、マクラーレン・ホンダは、トロ・ロッソに3ポイント差でコンストラクターズ選手権6位につけている。大半のチームが2017年F1マシンにリソースを移行しているが、マクラレーン・ホンダはほぼ毎戦で新しいパーツを届けている。
レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、残りのシーズンでもMP4-31のパフォーマンスをさらに引き出すことを諦めるつもりはないと主張する。「シーズン終盤の最終セットとなるフライアウェイがここから開始される。我々は、純粋なパワーよりもクルマのセットアップ技術がより一層求められるサーキットでのレースをするというテリトリーに向かう」「今後何週間はイギリスからは遠く離れて過ごすことになるが、我々の開発はいまだに続けられているし、シーズンが終わりを迎えるまでパフォーマンス改善を達成するために懸命な取り組みを続けている」次戦シンガポールGPについてエリック・ブーリエは「素晴らしいマリーナ・ベイの背景、近代的なパドック施設、独特なサーキット特性、情熱的なファンが生み出す活気ある雰囲気、そうしたものが組み合わされることでシンガポールはF1カレンダーの中でも非常に壮観なレースとなる」と語る。「このサーキットはバンピーなアスファルトで有名だが、そこでウルトラソフトタイヤがどのような走りを見せてくれるかが興味深いものとなるだろう。今年のレースでは戦略が重要な要素となるだろう。特にセーフティカー出動の可能性が非常に高いだけにね」「我々はモンツァではポイントを手にすることはできなかったが、週末を通じて有望なパフォーマンスを確認することができた。だからシンガポールGPでは我々のパッケージの実力を示す大きなチャンスがあるだろうと期待している」