マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、F1スペインGPの決勝レースを振り返った。「今日のスペインGPではさまざまなドラマがあったので、ジェンソンが落ち着いて、いい判断をした結果、9位で完走したことに注目した人は、観客やTVで観戦していた視聴者の中にもほとんどいなかったと思います。我々はダブル入賞を果たした2週間前のソチに続いて、本日のレースでもポイントを獲得したのです」とエリック・ブーリエはコメント。
「一方、フェルナンドはソフトウェアのコマンドの不具合によりICE(内燃機関)が停止してしまったため、今日はポイントを獲得することができず、地元のファンにとっては残念な結果となりました。問題が発生するまではフェルナンドは懸命な、いい走りをみせていたので、トラブルによってレースを終えていなければ、彼もトップ10圏内で完走することができたかもしれません」「ただ、前にも言ったように、我々マクラーレン・ホンダは多少のポイントを稼ぐことを目指しているわけではありません。表彰台、勝利、そしてワールドチャンピオンの座を勝ち取ることが我々の目標であり、いずれ実現することは間違いありません」「次のモナコGPは特有の難しさがありますので、次戦の予測はしないつもりです。それでも我々は有名なモナコ公国の容赦ないコースで知られるストリートサーキットにおいて、まずまずの結果を出すために懸命な走りをするつもりです」「最後になりましたが、本日のレースでF1史上最年少優勝者となった若手のマックス・フェルスタッペン選手に対してお祝いの言葉を述べたいと思います。それまでの8年間に同記録を保持していたのはセバスチャン・ベッテル選手であり、それ以前の5年間はフェルナンド、またそれ以前の44年以上にわたって最年少優勝者であったのは、我が社の創立者である偉大なブルース・マクラーレン氏です」関連:F1スペインGP 結果:マックス・フェルスッタペンがF1史上最年少優勝!