マクラーレン・ホンダは、F1オーストラリアGPの予選で、フェルナンド・アロンソが12番手、ジェンソン・バトンが13番手だった。フェルナンド・アロンソ (12番手)「今日のマシンはすばらしかった。今週末のマシンの性能には非常にいい感触を得ており、とても満足している。僕たちのマシンは、一部のエリアでまだパフォーマンスに限界があるため、ここメルボルンで速いペースで走れるとは思っていなかった」
「ただ、予想していたよりも競争力があるし、今後数戦のうちに新しいパーツも導入するので、今後は競争力がさらに上がると見込んでいる。新しい予選方式に関しては、もう少し様子を見る必要があるかもしれない。ただ、新システムは強豪チームには有利に働くものの、競争力があまりないチームには少し不公平になるような気がする。僕が3番手のポジションにつけたQ1で2セットのスーパーソフトタイヤを使ったため、Q2で走るチャンスは1回しかなかった。他のドライバーと同じコンディションで、同じタイヤを装着して最初に走行した際には競争力があるように感じ、10番手というポジションだった。メルセデスチームのラップタイムからはわずか1.2秒差であり、これはうれしいサプライズだった。ただ、その後、私はガレージに座ったまま予選がどうなるのかを見ていなければならず、その点は少し残念だった。 もちろん、トップチームはQ1でスーパーソフトタイヤを両セットとも使う必要はないので、僕たちも再びトップに返り咲き、Q1ではオプションタイヤを1組だけ使用できるようにならなければならない。昨年、MotoGPは競争力があまりないチームには予選でのソフトタイヤ使用を認めるというシステムを採用したけど、僕たちもそれと同じことをすべきなのかもしれない。ただ、F1はそれと逆の選択をした。明日は興味深い一日になるでだろう。両マシンがポイント圏内で完走できるよう願っている」ジェンソン・バトン (13番手)「12番手および13番手というグリッドは、僕たちがここに来る前に予想していたポジションよりもわずかにいい結果だ。マシンの感触は悪くはなかった。ただ、今日はどのドライバーも、FP3から予選までの間に気温が下がったことに悩まされているように思う。マシンをドライブするのは楽しかったけど、Q2の終盤には使用可能なスーパーソフトタイヤが残っていなかったので、十分な速さを得られなかった。新しい予選方式のレギュレーションに関連して僕たちが直面した唯一の問題は、ピットレーンでの出来事だった。僕たちがピットボックスにマシンを止めてタイヤ交換をし、再び走行しようとしているとき、すでに敗退した4台のマシンがメカニックの手によってガレージへ下げられているところだった。ここのピットレーンはかなり狭いので、少し混雑した状況になった。開幕前テストは、走行距離に関してはいい結果だったけど、ペースについてはそれほどポジティブなものではなかった。したがって、ウィリアムズやフォース・インディアと僕たちのペース差は、全員にとってうれしいサプライズだった。実際、僕たちのマシンは予選用よりもレース用の方がうまく仕上がっていると思うけど、これは昨年とは違う点だ。また、僕たちのマシンのデプロイメントは、他チームのものとほぼ同じぐらいまでよくなっており、これによってレースではさらに恩恵を受けることになる。今日は、スタート地点としてそれほど悪くない。去年の今頃に比べれば、ずいぶんいい状態だ」関連:F1オーストラリアGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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