マクラーレンは、タグ・ホイヤーを含めた主要スポンサーの喪失にも強気な姿勢をみせている。マクラーレンは、2013年末でタイトルスポンサーのボーダフォンを失って以降、タイトルスポンサーなしで参戦を続けており、その後も他のスポンサーがマクラーレンを離れるという決定をしている。今シーズン、ヒューゴ・ボスがメルセデスに移り、ジョニー・ウォーカーは2016年からフォース・インディアと契約するとみられている。
そして、30年間スポンサーを務めてきたタグ・ホイヤーは、2016年からレッドブルへの乗り換えることが発表された。「滅多にない状況だ」とロン・デニスは語る。「確かに、この例では我々がボーダフォンを失ったのは整然たる事実であり、彼らは止めることを選んだ」「大企業にはシニアマネージャーに変化がつきものなので、大きな違いがある。シニアマネージャーが変わり、彼らが異なる展望を持っている場合、それは避けられないことだ」「マーケティング役員のチーフが、異なる方向性でロビー活動をするのは便宜主義的なことだ。ボーダフォンに関しては、我々はそのような変化に巻き込まれた」ロン・デニスは、来年レッドブルに乗り換えるタグ・ホイヤーが、マクラーレンにとって財政的には大きな重要性はなかったと指摘する。「大きなヘッドラインに行ってみよう。私はタグ・ホイヤー・ブランドの理由はわからない。非常に長い間関係していたブランドだ」「実際、我々には普通株と関与があり、私自身、初期の頃はあの会社のセールス&マーケティングを管理していた。私はあの会社の株主だった」「いろいろなことが繰り返され、オーナーシップの変更があった。歴史のスレッドはだんだん引っ張られ、現在の最高責任者と私は基本的にいくつかの状況について意見が合わなかった」「スポンサーシップへの彼の急進的なアプローチに関する意見には同意できなかった。言うまでもなく、我々のブランドには不適当だと思った」「モンテカルロで気難しい瞬間があった。あまりポジティブに感じられなかった。加えて、時代にわたって、その額は減少していた」「認識していないかもしれないが、LVMHグループになかにはもうひとつのブランドがあるということだ。それはモエ・ヘネシーだ。額を伝えることはないが、あのブランドとの我々は関係は、タグ・ホイヤーとの財政状況よりも倍以上の価値あると言うことができる」ロン・デニスは、スポンサーがより安価な契約を交渉してようとしていることにチームが奮闘していることへのフラストレーションを認める。「競争関係と戦い始めているという他の挑戦がある。必然的に人々はチームとの商業的な関係を最適化するためにそれを使い始める。そして、私は料金表の上で非常に強い」「F1、そしてスポーツ全体にとってチャレンジングなことを知るためにアインシュタインである必要はない。例えば、過去2年間にフェラーリで新しいスポサーは目にしていないと思う」「ジョニー・・ウォカーにも役員の変更、異なる認識があるし、それは価値のものだ。我々はアルコールへの関与を増やすべきかどうかに関わらず、徹底的に交渉していた。現在、アルコールは最終的にタバコをF1の外に追いやったのと同じような圧力と法律によって脅かされている」「我々が行っている議論にはかなり前向きだ。だが、とにかく待ち、来シーズン我々がどのようなスタートをするかを見たほうがいいと思っている。それによって眠れないか? いいや」ロン・デニスは、マクラーレン・グループ全体は健全だと主張する。「我々は財政的に非常に強い。我々の組織の資産価値は 10億ポンド(約1855億円)であり、我々おビジネスの全てが利益をもたらしている」「我々はテクノロジー企業であり、昨年失った場所でも今年は名目利益を上げている。我々はメルセデスを超えており、昨年は多くの経常外費用があった」「昨年、メルセデスは財政的に我々よりもかなり厳しかった。我々は多くのリストラ費用などがあった」