マクラーレン・ホンダは、F1ロシアGP 予選で、ジェンソン・バトンが13番手、フェルナンド・アロンソが16番手だった。ジェンソン・バトン (13番手)「今日の予選は今年一番のパフォーマンスだったと思う。今回は他のマシンにトラブルが起きたからではなく、僕たちのマシンの実際のスピードによってQ2に進出することができた。Q1は順調に進んで、僕はトップ10のタイムからわずか0.15秒差だった。Q2では気温がかなり下がったため、新品タイヤでの走ったときのラップタイムは古いタイヤを装着していたときに比べて0.3秒遅くなった」
「最終ラップでは事前にウォームアップのために数周走ったにもかかわらず、グリップがほとんどない状態だった。タイヤを適温まで上げるのに苦労したドライバーが多くいたと思う。今回はマクラーレン・ホンダにとって非常に難しい週末になることはわかっていたので、今日の結果は励みになった。ただ、明日のレースは今日の予選よりさらに厳しい内容になるだろう。僕たちのマシンのエネルギーデプロイメントは他チームのマシンほど上手く機能していないため、ここの長いストレートを走る際にはその影響を受ける。逆にコーナーでは、燃費に影響が出る。これは、マシンのエネルギー供給の能力が劣ることから、より多くの燃料を使うためだ。それでも、これは前進だ」フェルナンド・アロンソ (16番手)「出力効果という意味では、このサーキットが僕たちにとって厳しいものになることは分かっていた。もちろん、レースを前方からスタートできるに越したことはないけど、今日の予選結果にそれほど落胆しているわけではない。僕はペナルティによって後方からのスタートとなるため、今日は周回数を最少限に抑えるつもりだった。Q1敗退ということは、マシンの走行距離をそれほど増やさずに済んだということだ。明日、何ができるのか見てみまよう。今回は来年のマシン用にテストする実験部品を装着しているので、明日のレースは僕たちにとって重要だ。それらの部品に関する情報を入手したいと考えている。明日はレースを楽しむとともに、自分のポジションを少しでも上げられるようにしたい。最後になりますが、アクシデントを起こしたカルロス・サインツが無事だと聞いて安心した。明日、カルロスがコースに戻って来られるように願っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「ソチは我々のマシンの性能に合わないサーキットの1つなので、それを考えると、ジェンソンの予選13番手という結果に少しばかり勇気づけられる思いです。残念ながら、フェルナンドはパワーユニット交換によるペナルティによって後方からのスタートとなりますが、実際、今日はジェンソンもフェルナンドも良いラップを走り、マシンの実力を最大限に引き出してくれました。明日のレースでは、両ドライバーともいつも通り闘争心をむき出しにした効率的な走りを披露してくれるはずなので、何が起こるのか見てみましょう」関連:F1ロシアGP 予選:ニコ・ロズベルグが2戦連続でポールポジション
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