マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダには現在のパワーユニットの重要な要素を劇的に改善する“計画がる”と語る。ホンダは、F1ベルギーGPに“フェラーリに匹敵する”と自信をもってアップグレード版エンジンを投入。しかし、実際には時速20kmほどトップスピードが足りなかったと報じられている。
だが、エリック・ブーリエは楽観的に構えている。「フェラーリが昨年に比べて大きな進歩を遂げたのは、MGU-Hを改善したことによるものだ」とエリック・ブーリエはコメント。「ホンダは、来年に向けて非常に優れたMGU-Hシステムを製造する計画をしているようだとエリック・ブーリエは El Confidencial に述べた。一方、スパ・フランコルシャンでは、苦戦を強いられているホンダとルノーが、ライバルたちとの差を縮められるように2016年に無制限で開発することを認めることが検討され、近いうちに合意に達するとの噂が浮上。また、そのルール変更の背景には、新たに5社目となるエンジンサプライヤーがF1に参入することを可能とするという目的があるとされている。