マクラーレン・ホンダは、F1ベルギーGPの予選で、ジェンソン・バトンが17番手、フェルナンド・アロンソが18番手だった。ジェンソン・バトン (17番手)「今日のラップタイムは、3年前にここでポールポジションを獲得したときに匹敵すると感じた。午後はマシンをドライブするのが本当に楽しかった。午前中のセッションでは、コーナーの入り口でマシン後端の挙動に悩まされたけど、午後の予選に向けてマシンを改善することができた」
「アタックラップでフィニッシュラインをまたいだ際に、もう少し高い順位にいけるはずだと思ったにもかかわらず、実際には自分のすぐ前のドライバーのタイムからまだ1秒遅いと聞かされるのは辛いものがある。そのタイム差を詰めるには、まだやるべきことがたくさんある。ここのサーキットが僕たちにとって厳しいものになることはわかっていた。明日のレースで他チームとのギャップを詰めるのは簡単ではないだろうし、僕たちが競争力をつけるまでには、まだ長い道のりが待っている。ただ、少なくともマシンの感触は良好だ」フェルナンド・アロンソ (18番手)「難しい週末になることはわかっていた。スパは今年のF1カレンダーの中で全長が最も長いサーキットで、非常に長いストレートが複数ある。僕たちのマシンはストレートでスピードが不足しているため、戦略的な考えにもとづいて、今週末にペナルティを受けることを選択した。昨日のフリー走行では、赤旗中断やテレメトリーのトラブルでロングランができず、今朝はエキゾーストの不具合が発生したため、FP3に参加することができなかった。そのため、今週末はまだ走り込みが十分にできていないけど、明日はレースを完走し、マシンへの理解を少しでも深められるようにしたいと思う。レースを心から楽しむには、『雨が降る』といったような何かエキサイティングなことが起きる必要がある。ドライコンディションの場合は、僕たちにとって厳しいレースになるだろう」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「今日ここスパ・フランコルシャンで行われた予選で、ともにワールドチャンピオンであるジェンソンとフェルナンドは完璧なラインを描きタイムラップを走行してくれました。ただ、我々のマシンの特徴にまったく合わないサーキットで良いラップタイムを刻むチャンスはほとんどないために、両ドライバーはそれぞれ17番手および18番手というグリッドポジションを獲得するにとどまりました。マクラーレンはその輝かしい歴史において、ベルギーグランプリで過去14回優勝しています。直近の勝利は3年前の9月のさわやかな気候の日に、ジェンソンがポールポジションからの素晴らしい走りで勝利を収めたものです。今日ここでのパフォーマンスを過去の栄光の時代に成し遂げた結果と比較するのは厳しいものがありますが、『ネガティブなことをポジティブな方向に持っていく』というのが我々の変わらぬ姿勢です。ですから、今とは対照的な過去の栄光を我々の原動力に変えて、ライバルチームとのパフォーマンスの差を詰めるために、ホンダとともに今まで以上に精力的に取り組みます。最後尾からスタートする場合は、同じく後方の他チームのマシンとコース上でもつれる可能性がありますが、ジェンソンもフェルナンドも可能な限りポジションを上げるために全力を尽くしてくれるでしょう。そうは言っても、明日の決勝がドライコンディションのままであれば、それはドライバーにとっては難しい注文です。明日のお昼ごろに雨が降り出せば、このチームから不満が出ることはないでしょう!」関連:F1ベルギーGP 予選:ルイス・ハミルトンが6戦連続ポールポジション
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