現状、マクラーレンの新車MP4-30には見られていないが、シーズン後半にリアサスペンション・ブロッカー・システムを復活させることをチームは除外していない。マクラーレンは、2014年F1マシン MP4-29のリアサスペンションに革新的なアイデアを採用したことで物議を醸した。
ブロッカー・システムは、低速でのダウンフォースを増し、高速でのドラッグを低減することを狙ったものだと考えられているが、ライバルチームはその利益を完全には確信せず、実際にはトップスピードを妨げると思われた。マクラーレン・ホンダ MP4-30は、標準的なサスペンション・システムに戻されており、ブロッカー・システムは断念されたと思われた。しかし、マクラーレンのエンジニアリング・ディレクターを務めるマット・モリスは、現在のサスペンション・コンセプトのままで進めるわけではなく、今後ブロッカーのような更なるアイデが持ち込まれるかもしれないと述べた。「違ったことをするオプションを得るためにリアサスペンションのレイアウトを設計したとでも言っておこう」とマット・モリスは述べた。「現時点では昨年と同じスペックのものは走らせてない」「だが、我々が採用しているレイアウトは、異なることをテストしたければ、柔軟にそれができるようになっている」関連:マクラーレン MP4-29のリアサスペンションが論争の的に
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