マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるマット・モリスが、4日間にわたるヘレステストでの作業を振り返った。最終日、何度かのストップはあったものの、ジェンソン・バトンが35周を走行。最終的に燃料ポンプのトラブルでテストは切り上げられたが、4日間で多くの情報を得られたとマット・モリスは語る。
「この4日間は、一つひとつの問題は小さかったものの、それが重なったことで、マシンを止めておく時間が長くなってしまいました」「ただ、今回のテストの目的は、マシンの主要な設計が機能するかを確かめることで、それは達成できたと思います」「そして、パッケージングなど多くの作業を、ホンダと緊密に連携して行うことができたのは、大きな収穫です。また、Mobil 1にも助けられました。ホンダが開発したパワーユニットに合わせたオイルを作ってくれたことで、リアエンドやトランスミッションにおける冷却の限界を知ることができ、見事なパッケージングを実現できました。シーズンを通してさらに進化させていきます」「今日は、走行を中断する場面はあったものの、空力についてのプログラムも行えました。ファクトリーにいるスタッフにデータを送り、パーツが想定通りに機能したかをチェックすることができます。また、ジェンソンは、走行ごとに分析を行い、ホンダにかなり有用なフィードバックをしてくれました。多くの情報が日本に送られるので、ホンダは開発を加速させてくれることでしょう。我々は、マシンのパッケージをさらに進化させて、バルセロナへ向かいます」関連:F1ヘレステスト 最終日:キミ・ライコネンがトップタイム
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